Zolla-Log

2025-06-01 01:34:00

Anthurium

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毎年5月は否応なく庭の手入れに追われますが、今年も例外なく庭と格闘していました。まだ続きそうです。

この家に越してホームサロンという形で対面セッションを再開してまもなく20年になりますが、庭に自分で植えた樹々がかなり活きが良くて、放っておくと一年であっという間にジャングルと化してしまいます。

 

ただ一箇所、新しい苗木を植えられるスペースが空いたので、ちょっと今回はオリーブの木を植えようということになり、某ガーデニング専門店へ。。

オリーブの中でもシルバーリーフの品種で小ぶりなものが見つかり、それを購入。

 

ただ、そのオリーブよりも私の目に留まったのは、一つの小さな観葉植物でした。

 

森の奥のような深く重厚なグリーン。

そこに在るだけで周囲の雰囲気を変えてしまうほど、魔法のようなオーラを放つハート型の葉のアンスリウムです。

 

手のひらに乗せられるほど小ぶりなサイズから、想定の予算内だろうと颯爽とレジへ直行。でも一応お値段をチラっと確認した瞬間、私は固まりました。。

、、、0が1つ多い感じがするけど、これはスタッフさんの入力ミスか何かなのかも…と心を落ち着けながら店員さんに笑顔で、「あの…これは(本当ですか?)」と声を掛けたところ、店員さんはなんとも言えない慈悲を含んだ笑顔で、「これは…はい、そうなんです…」とのお返事。

 

私は植物に詳しいわけではありませんが、アンスリウムは初めてではなかったので、価格帯も知っていたつもりでした。。

スタッフの方によると、それはレアな品種のアンスリウムの中でも特に珍しく、数年に一度入るかどうかレベルの滅多に出逢えない超希少種だそうで、本来ならもっと高値に値するものだとのこと。

それを聞きながら私は人生で初めて、半泣きに近い笑顔…という、恥ずかしいほど複雑な表情をしていたに違いありません(笑)

その伝説のアンスリウムを仮にお迎え出来たとしても、もしも私の不注意で枯らしてしまったり、もしも…ポチコ(私の黒猫)にうっかり齧られなどしてしまったら、、と思うと我が家に迎える自信がありませんでした。

 

でも、今も想いは逡巡していて、もしまだお店に残っていたらどうしよう。。とドキドキしています。

以来、あの伝説のスーパーモデルのようなアンスリウムに近い画像を待ち受けにしたりして、自分でも情けないというか、惨めったらしくて面白い事態だぞ…という5月のエピソード(現在進行形)でした。

 

多分ですが、、もしも再会してしまったら、今度は連れて来て育て始めるかも知れません(5万円)。。いや待てよ、きっと育てる自信のある方の元に既に嫁いでるかも。。いやいや、もしかしたら私が迎えに来るのを健気に待ってるかも。。と、まるで格の違う絶世の美少女に恋をした市井の者のような心情が押し寄せる毎日です。

 

というわけで、画像はそれに近いけどまだ少し遠い、普通の美人アンスリウムの画像をお借りしました(泣)

2025-03-11 21:06:00

いのり

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人は本当に祈るとき

ただ灯りを見つめて

心は『無』になっている

 

14年前のあの時を振り返って、改めてそう思います。

 

あらゆることを天に託し、

こころを無にして、ただ信じて待つ境地。

 

(一切の感傷から切り離された、超然と信じる感覚です)

 

そんなあの時の心境が蘇ると、自分の奥底にある何かが浄化されるような、不思議な感覚が湧き上がります。

 

 

 

この域の(ある意味プリミティブな)『祈り』 には、現代の高度な文明や教養に本当に相応しいレベルの霊性を進化させるパワーが宿っている…と思います。

しかも、それはその人個人ではなくて、《種》全体の霊性の進化…

 

私自身こんなことを書いていても、普段はほとんど忘れてるんですが、祈りって『種を信じる(進化させる)ことの完成』として人間が持つ唯一の手段じゃないかと思います。この世界で人間だけ、それがまだ出来てない(それどころか退化している)種なんだと思います。

 

だから2011年のあの祈りの体験は、決して忘れてはいけないレベルの意味を持っているんですよね。

 

2025-01-05 09:35:00

✴︎

2025-01-03 17:17:00

2025

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新年あけましておめでとうございます

本年もどうぞよろしくお願いいたします

 

2025年は何か新しいエネルギーが吹き込んで来ているような気がします。

やっと時代のトンネルを抜けそうか〜…という感じ。

 

これは占星術的解釈からでは全くなくて、あくまでも私個人が内側でキャッチしている感覚的なことです。

2000年代に急速化したIT革命がまるでワームホール(異なる宇宙へワープさせるトンネル)突入のように喩えると、そこを通過してひとまず出口(ワープ完了)を迎えるのが2025年というイメージです。

でも、人によってはデジタルなワームホールの中で悪酔いしてワープ完了出来ない人々もいて様々な混乱を招いているのが今の世の中。

 

IT革命の時代のワープ先の正しい集合場所が『なんとなく此処かな』と辿り着けた人々は、スマートな知性と慈愛の魂を持つはずですから、ワープ未完了や集合場所を間違えている人にも届くように、世の中に(デジタルデトックスの必要性も含めて)積極的に情報発信していくのも良いと思います。

それは特別な使命とかではなく、「これが私のスタンダード」として自分が何を重んじ、どのように日々過ごしているかを記録するだけでも意味があると思います。そこには時代と共存する尊さが表れるはずですから。

 

言葉の持つ力はより一層深まると思います。

ことさらその人自身の言葉で綴られた文言は、AIには無いバイブレーション(言霊)を持ちます。

何気ない一言が人を傷つけてたりしますが、何気ない一言がその人を救ったり目覚めさせたりします。

そういう意味でも、人間の言葉の力をシェアすることはこれから一層大切な機会になっていくかも知れませんね。一度も会ったことが無くても、どこかに刺さるメッセージを受け取れば、それも一つの「繋がり」に含まれると思います。

歌詞でもブログでも、刺さった文言から《なにかを感じる》ということをこれまで以上に大切に、その奥にあるメッセージに耳を澄ましてみると必ずポジティブな変化を招くはずです。

何故ならそれはセルフリーディング・内観に通じるからです。

 

デジタルなワームホールからワープ完了して培われるべきものの一つは、言葉への感性(感度)〜内観だと思います。

 

良い時代になって行きますように*

 

2024-12-25 19:00:00

TAROT=タロー*奇跡のひととき

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今年2024年の中で最も印象深い思い出を書き留めておきたいと思います。

と言ってもそれは、ここ1ヶ月の間の出来事です。

 

先月、義姉からある話を打ち明けられました。

それは、数十年振りに再会した義姉の親友Yさんのことでした。

 

Yさんは末期癌で、医師からも会いたい人には今のうちに会っておくように告げられ、躊躇いつつも義姉に連絡をしてくれたそうなのです。そして何度かYさんと会う中でひょんなことから私の話になり、Yさんが私のタロットを受けたいと言っている…と。しかし、死を前にしてタロットをお願い出来るものだろうか…ということでした。

私には充分に義姉の想いが分かったため、私なんかでお役に立てるなら是非Yさん宅を訪問したいと伝えました。ただ、Yさんは私のサロンごと "オーラを感じてみたい"そうなのでサロンでお迎えすることに。

 

Yさんは40年前に演劇を通して義姉と出逢っていて、私の夫とは昔一緒にパンクバンドをやっていたという間柄。夫の親族は義母を筆頭に演劇界に携わった人物が多く、夫がレコード音楽業界に進むキッカケを与えたのは義姉で、私とは同じ母校のOG同士。

そんな繋がりを持つ4人が集うことになったのですが、今回は更に、Yさんにアロマトリートメントを受けてもらうため義姉の娘Einaちゃんも参加することに。

 

サロンへ到着した時、Yさんはもうキラキラと満面笑顔で輝いていて、直前の体調を聞いて心配していた私たちは、この時を奇跡に感じました。

 

皆んなもう嬉しくてワクワクしながら、夫と義姉はランチの支度にキッチンへ。

Yさんからすると、そこに居るのは長年の友である義姉とその身内だけ。和やかなムードの中、タロットリーディングとアロマトリートメントを受けて終始ずーっとにこやかで本当に嬉しそうなYさん。。

その後、義姉のエスニック料理を囲んでの食事会。

    ✽- 𝑚𝑒𝑛𝑢 -✽

◯カオマンガイ(タイ料理)

◯韓国風そーめん ◯中華風コールスロー

◯抹茶プリン ◯チャイティー

 

どれも美味し過ぎて、特にカオマンガイは3回ぐらいおかわりした私…*

Yさんへの義姉の気持ちが詰まった時間はとても心地好く、そして奥深く、最後はYさんが、あ〜帰りたくな〜い♪と言うほどでした。

 

はじめはおそらく私も義姉も、Yさんに何かを『してあげたい』意識があったと思います。でも結果的にはその場に居る皆んなそれぞれが《何かを分け合って 必要な何かをチャージし合えた》そんな時間だったのかもね…と義姉と語らいました。

 

いや、もしかしたらYさんと義姉の向き合い方に、命と魂のやり取りを見たのだろうと思います。。

美味しい手料理を食べながら皆んなの懐かしい思い出話でワイワイ盛り上がるなか、私は《そもそも…死は命の終わりとして忌むものではなく、むしろ"生の完成" として慈しむものなのかも…》 そんなことを感じていました。肉体の時間が迫っているYさんの魂が、肉体の枠を越えて輝いて見えたからかも知れません。。

 

肉体は この世に授かった命ある器

本体は魂

肉体には死が訪れるけれど 魂は永遠

Yさんから感じたのは、

そのバイブレーションでした。

 

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Yさんはアーティストとしてもかなり秀でた方で、ご自宅の壁や家具には中世のタロットのような絵柄が施されていて、それはまるで私が愛用しているスカピーニのタロットから抜け出して来たような絵ばかりでした(Yさんはタロット未経験なのにです)。

タロットがオーラにまで刻まれているような私などと会いたいと思われたのは、何か不思議な導きにも感じます。 

 

サロンから帰宅したYさんは、タロットリーディングを受けたことが本当に楽しかったと息子さんに語ってらしたそうです。(よかった…♡)

ところでTAROTは英語読みで『タロー』と発音しますが、Yさんの息子さんのお名前はなんと『たろう』さんなのでした…◡̈* 

 

 

それから一カ月が過ぎ、

Yさんは天に召されました。

本当に最後の力を振り絞って、私のところへ来てくださったのだろうと思います。。

義姉と弔問に伺った際、息子さんに「実はTAROTって、英語ではタローって発音するんですよ…」と伝えると、タロウさんはとっても素敵な笑顔を見せて下さいました。。

 

TAROT=タロー。Yさんに教えておけば良かった〜〜!!というのが一番悔やまれることです。

そして、もっともっと早くYさんと出逢いたかった。。とっても…とっても素敵な方でした。

 

どうか安らかに…

このご縁に心から感謝します✴︎

 

 

 

✴︎Merry Christmas✴︎

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