COLUMN

2021-02-01 16:44:00

地と風の交差点(1)

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最近「言葉」または「表現」の質への奇妙な感覚や違和感を感じていたりしませんか?

 

書きたい、伝えたい、語りたい、

しかし、その奥にある本当に伝えたい感覚が、言葉となった瞬間、正確に世間に伝わる気がしないので寡黙になるような。

 

これまでと同じく表現しているのに、脳内に(心に)浮かんでいることを言葉として「書く」と、その質が何か地上からの圧(抵抗)や縛りに晒される感じがするような。

地上の様々なエレメント(従来の概念)による赤ペンチェック『矯正』を受けるような違和感。

 

これまでなら、この地上の赤ペン先生に◯をもらい認められることで良しとして来た「安心感」があったはずなのに、

『ちょっと待って、そもそも誰からなぜ自分は採点されるのだ』という気付きに変わって来ているのではないですか?

でも、実はこの赤ペン先生は、自己採点をする自分自身の中にある社会の物差しの一つだと言うことが出来ると思います。

 

これを更に『風の時代』になぞって例えるなら、

想いを具現化(言葉にしたり行動したり)させた時、従来の価値基準や秩序が古い重力のように感じられたり、実社会との折り合いとして自分の中に残している『地と風の交差点』で、おそらく両方の信号に遭遇して戸惑っているような感覚だとも言えるでしょう。

何故ならそれは、私達にとっての言葉の次元が従来のシンボル的役割(地の象徴)から、バイブレーション(風の象徴)へ価値や働きが変化して来ているからだと思います。

 

《注釈》

• シンボル的な言葉

それ自体が無名ではなく、ステータス感がある言葉(例:社会的ステータス経由や、これまで信頼していた人から)など。自身のクリエーションよりもステータス所有感を満たすもの。

• バイブレーション(波動)としての言葉

発信者不明または無名だとしても、言葉の響きに共感し、シェアしたくなるポジティブでクリエイティブなエネルギーを感じさせる内容。特に個人の自立や創造性を促し刺激する内容。

 

「バイブレーション」のような、形として見えにくい、曖昧で価値を実感出来ないスケールよりも、これまで見慣れた「シンボル的」信号の方に向かった方が『正しいのではないか?』と自分を疑ってしまうのです。

これまで、地球上はその歴史があまりにも長かったわけですから仕方ないですよね。。

 

でも、大丈夫。その違和感に屈したり、自己否定に回ったりしないことが大切です。

他人の物差しから見た時のズレよりも、自分の感覚を素直に受け入れるようにすることが、今の時期の大切なレッスンだと思います。

  

この感覚は、表現の仕方はとても難しく『なに言ってるの?』と感じる人もいるかも知れませんが、日頃のリーディングセッションでも、この話題がテーマになることが少しずつ見受けられて来ているので、覚え書きとして書いておきます。

 

占星術上でも、現在のトランジットホロスコープが、まさに水瓶座の中の『価値観のアップデート中』ならではの違和感(反芻現象)が表れており、それを実際の人間側の実感や社会の傾向などと合わせてみると、なかなか興味深い整合性も見られるので、近頃はこのテーマばかり考察しています。

地上が初めて迎える風の時代とも言えるので、殆どの人が戸惑いを感じたり、場合によっては疎外感のようなものを受けたりするのかも知れません。

個人的には、それら『個人(微視的)』アングルから距離を置いて、『全体(巨視的)』アングルに立って見ている方が気分は遥かに良い感じがします。それほど、あらゆる意味でツッコミどころ満載な移行期間だと思います。

 

このテーマは引き続きまとめていきたいと思います。