COLUMN
運命の輪を回せ
大晦日を迎えると、一年という時間の過ぎるスピードが途轍もなく早いことを実感します。
時々、確認する意味で立ち止まって掘り下げているつもりでも、◯◯しながらの『ながら掘り』になっていて、肝心な部分の掘り下げは自分に甘く、どこかで核心部分からは逃げていたりして、結局は時間が経てば曖昧な状態に戻ってモラトリアムな時間に身を委ねていたりするのが人の常。そうしている間も、時は静かに確実に過ぎています。
これからどんな未来へ進んで行くのか。それはこれまで歩んで来た道のりも大きく左右しますが、時には、その人の無意識の願いが、運命を急展開させることもあります。
不思議なことに、『そんなことあるわけない』と心の奥の願いを諦めているようで実は諦めていない人ほど、現状への諦めを口にしがちなものです。
そしてそこに気付いた後は、諦めていなかった自分(本体)の声をしっかり聞き入れ、覚悟して身を委ねることが、運命の輪を回すキッカケになります。
何故ならそれが、その人の魂の声のはずだからです。
世の中はどこか、世間の秤の中に収まることを良しとする風潮がまだまだ強く、その人の本意ではなくとも無難な生き方を選択する人々で溢れています。
でも、それを変えるとても簡単な方法があります。
あなたが心から違和感を感じている(または嫌悪している)ことを手離す勇気を持つことです。その違和感を受け入れることで手に入る、何かしらの安定や平和があったとしても、それは誰かにとっては依存による安定や平和の可能性があるからです。
あなた以外の視点であなたの願いを否定させる権利は何処にも存在しない。あなたの意志はあなた自身が最も尊重すべきです。それが本当の意味での自立と自由に繋がるということを、2023年に水瓶座に入宮する冥王星が告げようとすることではないかと思っています。
今年も一年ありがとうございました。
2023年が皆さまにとって、様々な良き変化に恵まれる一年となりますように。