COLUMN

2022-02-22 08:50:00

土星というもの

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Twitterでは時々ボソボソ呟いてますが、何故かここで何かを語るところまで至りませんでした。

でも特に最近変化して来ているのは、土星の見直しです。やはりそれは水瓶座に絡んでいます。英語に例えたら、アメリカ英語に馴染みすぎて、古き良きイギリス英語の気品に心擽られている状態に似ています。

というのも、私が10代から主に学んでいるのは古典占星術(土星以遠の星を扱わない)ではなく、トランスサタニアン(海王星・天王星・冥王星)を含めた現代占星術が中心なのですが、2020年以降の水瓶座の土星(古典占星術までは水瓶座の守護星)と牡牛座の天王星(現代占星術以降、新たに加わった水瓶座の守護星)が作る90度(摩擦)が凄〜くイヤで、早く通過することを願っているのです。

水瓶座の新オーナー(天王星)が牡牛座へ遠征中に、古参オーナー(土星)が古巣の水瓶座へ20年振りに帰還して、時には他の仲間(太陽から木星に至るまで、手前の山羊座後半には冥王星も…)と賑やかにやっているのを舌打ちして睨んでいるような構図です。

コロナ禍と言えばソーシャルディスタンスですが、この水瓶座と牡牛座の守護星を絡めた違和感や摩擦はそれを端的に表してもいるように思えてなりませんでした。一言で言えば、相容れない何かが人を分離させる構図です。その半面、それによる多大な恩恵や知恵も育まれるはずですが。。

まぁ、本当に書きたい本題はこんなことではないのですが、前置きを省くと意味不明な深遠さばかりが際立ちそうなので…軽くメモ代わりに書いて置きます。

 

そんな土星や天王星をオーナーに持つ水瓶座ですが、かたやタロットの大アルカナ『世界』に織り込まれている占星術モチーフも、実は不動宮(牡牛・獅子・蠍・水瓶)と『土星』なんです。

実際リーディングしていても、ⅩⅩⅠ世界のカードの奥には土星のエッセンスをたびたび感じます。

それは『誓い・誓約・ルール』のような、その人や事象に与えられた『枠』や『掟』のような厳密な決まり(決定事項)をなぞるのです。それが果たせているか、または今後果たせるか、それらを見極める手懸かりとして、世界のカードを読むことが出来ます。

 

そんなわけで、伝えたいことを伝えるための前置きだけで話しが止めどなく飛躍する癖は、治りそうもありません。

 

科学など諸々の『法則』は、しかめっ面をした厳格なオヤジではなく、先人たちの残してくれた『一連の提案』だと捉えるべき、というような一文を読んで、ちょっと救われたような気持ちになり、このページを開きました。

 

【追記】

今ふと思い出しましたが、私が占星術を始めた19歳前後、不思議な夢を見たことがあります。

なんとなく外が気になって庭に出たら、夜空に水星・金星・火星・木星・土星が一列に並んでいるという、天体恐怖症の私にとって恐ろしい夢でした。

今思えばあの時の夢には、土星以降の天王星、海王星、冥王星が無くて、トランスサタニアンの影響が強いチャートを持つ私は少し残念な気持ちだったのを覚えています。

 

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今日は2022年2月22日なので、世界中の猫好きのテンションがマックスなのかも知れませんね。そんな私は本日定休日で、何か美味しいバケットを探しに出掛けようかと思っています。